糖尿病の脱毛

糖尿病の人が脱毛できないのはなぜ

サロンや医療機関で脱毛を受けるとき、障害になってしまう病気というのがいくつかあります。平たくいうと、施術を断られてしまう病気ですね。

 

糖尿病はそうした病気の代表です。施術前のカウンセリングでは必ず、病気や常用している薬についての質問がありますが、糖尿病の場合はかなり高い確立でチェックが入ってしまうと思います。糖尿病は脱毛にどんな影響があるのでしょうか。

 

光脱毛やレーザー脱毛は、毛根を高熱で焼いて脱毛させる方式ですから、毛穴やその周囲の組織が熱で損傷することになります。でも、糖尿病の患者さんにとって体に傷を負うことはとても危険。微小な傷が広がって壊疽にまで重症化するケースもあるのです。

 

これには、「血管障害」、「神経障害」、「免疫力の低下」、主にこの3つの合併症が関係しています。

 

血液中に糖が増えると活性酸素が発生し、血管を傷つけます。傷にコレステロールが引っかかることで血管が狭くなり、全身の血流が悪化するのが血管障害です。

 

血管障害が起こると、末梢神経に血液を送る毛細血管がつまり、神経の一部が死んでしまいます。これが神経障害で、特に足の先などに発症することが多いです。神経障害が発症した部分は痛みに鈍くなりますから、脱毛で出力が高すぎて火傷を負っても、自分では気がつかないというリスクがあります。

 

火傷などの傷から雑菌が入り込んだとき、人の体は有害な菌を排除する機能があります。この免疫機能を担っているのが白血球ですが、高血糖の方は、白血球の機能が鈍ってしまうため、菌を体の外に出すことができません。しかも化膿しても痛覚が鈍っているため患者自身が症状に気づきづらく、結果、傷の周りの組織が壊疽してしまう方も多いのです。

 

ここまで高いリスクを抱えているのは、かなり症状が進んでいるケースですが、免疫力の低下で患部が化膿しやすくなったり、血流不全のためにかゆみや炎症などの症状が強く出るなどは、糖尿病が軽くても考えられます。

 

糖尿病はデリケートな病気ですから、何かトラブルが起きてもエステはもちろん、専門外の皮膚科も適切な処置はできないため、基本的には「施術不可」という扱いなのです。

 

糖尿病の方は、かかりつけの医師に脱毛を受けられるかどうか確認するのがよいと思います。医師の許可があれば、医療機関などは施術してくれる確率が高いです。

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